「赤い糸」は本当にある

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「赤い糸」は本当にある

今から10年以上前のことですが、わたしはある所に用事があって初めて電話をかけました。
電話口に受付の男性が出られた瞬間、わたしとその場所をつなぐようにピンと真っ直ぐな一本の細い赤い線が見えました。

それは、「運命の人とは赤い糸でつながっている」といわれている、その赤い糸であることが直感的にわかりました。
運命の赤い糸の話は、中国の物語が由来であるようです。
その物語では、運命の人どうしはその足首が赤い糸で結ばれているという話のようですが、わたしの場合は、電話口に出られた受付の男性とつながっているということではなく、そこの場所やそこにいる人々と縁があると感じました。

その赤い糸は、子供のころに遊んだ糸電話に似ていました。
糸の両端に紙コップなどを付けて、糸をピンと張って会話をすると、糸に声の振動が伝わって会話ができますが、その糸電話のピンと張った細い糸のように、赤い糸は細くまっすぐ伸びていました。

その後、その場所に数回行くことになりましたが、初めて近くの公園のそばを通りかかったとき、その光景を覚えていてとても懐かしく感じ、立ち止まってしばらく眺めていました。
光景を覚えていて懐かしく感じるということは、前生でそこに住んでいたり縁があったりする場所であるということです。

また、そこではわたしと古い縁があると思われる方数人に出会い、前生でそこに住んでいたときに起きた出来事もわかってきました。
わたしにとってその場所とそこに居る人々はとても深い縁があり、たしかに赤い糸で繋がっているような運命的なものでした。

わたしが観た赤い糸は個人と個人を結ぶものではありませんでしたが、運命の赤い糸は、メルヘンチックな想像や作り話ではなく、本当にあるものでした。

背中に貼られた紙

もうひとつ、実際にこういうことがあるのだというお話です。
街中を自転車で走っているとき、前方から知り合いの男性が、友人らしき男性と並んで歩いてくるのが見えました。
右側の知り合いの男性は中肉中背でしたが、左の友人らしき男性は背が高く横幅もあり、がっしりとした体型でした。

「こういう人とお友達なんだ…」

知り合いの男性の性格を知っていたわたしは、あまりにもタイプが違うように思えて、意外な感じがしました。

すれ違いざまに、

「こんにちは」

と声をかけました。
通り過ぎてから何気なく振り返ると、友人らしき男性の背中の上部から腰下まで、細長い白い紙がベッタリと貼られていました。
文字は何も書かれていませんでしたが、観た瞬間、前生で悪いことをした人である、ということがわかりました。

子供のころ、男の子たちが半紙に「バカ」などと書いて人の背中に貼るいたずらをしていましたが、それとそっくりでした。
友人らしき男性の背中の紙は、神様が「この人は罪人です」と教えてくださっているようなもので、罪人の印をつけられているような感じでした。

その後、その男性は知り合いの男性の幼馴染であることがわかりましたが、まだ若いのに何で得たかわからない大金を持っていたり、警察沙汰になったりしました。
その男性は、性格は穏やかで友達の面倒見がよく、太っ腹なところがあり、知識も豊富な人で、今は知名度のある会社の要職に就いています。

要領のいいところがあるので、前生で何か自分が得をするように要領よく立ち回ったり、うまく人を騙したりしたのかもしれません。

しかし、それまで前生で人を殺したり騙したり、自分の地位を守るためや欲望のために人を虐げたりした人を幾人も見てきましたが、それらの人には背中に紙が貼られていませんでした。なぜこの男性にだけ貼られていたのかは、わかりません。
気がつきにくい注意人物を、神様が騙されないようにと教えてくださったのかもしれません。

女性でも同じことがありました。
わたしが以前住んでいた家の隣家の大家さんである年配の女性のAさんは、親切で気さくで、人の面倒見が良い方で、周りの人たちにもとても信頼されている方でした。

ある日、わたしが室内の窓際で洗濯物を干していると、わたしの家から少し離れたところにある別の家からAさんが出てくるのが見えました。
家から出てこちらに来るのかと思いましたが、Aさんはクルリと背を向けて反対側に向かって行きました。
こちらに背を向けた瞬間、男性のときと同様に、背中に白くて長い紙が貼られていました。

「あぁ、この方も前生で悪いことをしている人なのだな」

それから3ヶ月ほど経ったとき、Aさんが明らかにわたしの家の大家さんの土地であると思える場所を、自分の土地だと主張してきました。
土地の測量図は古いものであるため境界線が曖昧で、わたしの家の大家さんとAさんの主張が食い違い揉めました。

近所の古くから住んでいる奥さんも、あそこはわたしの家の大家さんの土地のはずだといっていましたが、Aさんは自分の土地だといって譲りませんでした。
その様子を見て、

「たしかに、一見親切そうに見えるけれど、ずる賢く強引に自分の土地だと主張してくるところは、前生でもこうして自分の得のために強欲に人のものを搾取していたのかもしれない」

と、背中に紙が貼られていた理由がわかったように思いました。
Aさんの息子さんは諸々の問題があって、その息子さんのことが心配で、

「死んでも死にきれない」

と話していたことがありますが、Aさんの本当の人格が分かってからは、同情する気にはなれませんでした。



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